ほんとうの私とは・・・🕊
先日の山形、新潟で大きな地震がありました。
阪神淡路の震災時、北陸でも震度3や4を観測し、その激しい揺れに朝方飛び起きたのを覚えています。
今回の震度6強の揺れとは、
どんなに怖い思いをされたことかと・・・
島国の日本は、地震大国と言われていますが、
何事も大難が小難となりますように・・・🙏
被害に遭われた皆様の、一日も早いご回復とご復興を心よりお祈り申し上げます。
ウェリナでは19日に、6月の法話会が開かれました。
法話が始まる前は、
日野さん先導の元、『正信偈』のお勤めからのスタートです^_^
皆さまに、「正信偈」の教本をお配りして・・・
「ナムアミダブ、ナムアミダブ」
「き〜みょう、む〜りょう、じゅうにょ〜ら〜い」
指で、今読み上げている箇所を一生懸命追いながら唱えておられます。
M様はお勤めが始まる直前に、
「部屋に数珠📿を置き忘れてしまいました。
あれがないと困るので取りに行ってきます。」
そう話され、急いで取りに戻られていました。
戻られてから、数珠をしっかり握ってお勤めに臨まれていました。
今回の講師の先生は、
大川町「西照寺」(さいしょうじ)より、
日野 直(すなお)さんにお越しいただきました。
日野講師は、今回でウェリナにお越しいただくのが何と4回目です^_^
1度目・・・お誕生日会🎂にて
(娘さんがダンス披露してくださいました!)
2度目・・・法話会にて
(妹さんと歌で法話ライブを🎶)
3度目・・・一昨年のフラットグループの秋祭りにて🏮
(妹さんと歌のライブを🎶)
いつもほんとうにありがとうございます!
さて、今回は・・・
前回ウェリナの日野講師がお話しくださった、
「王舎城の悲劇」をまた違う視点からお話しくださいました。
ウェリナの日野講師と、今回お越しいただいた日野講師は、同じ名字ですがご親戚などではないようで・・・
しかし、大切なお友達同士とのことでした^_^
「仏説観無量寿経」の中の有名なお話し、
『王舎城の悲劇』。
自分達の浅はかな行動により、因果が巡り巡って我が子に苦しめられるお話しですが、
日野講師はこの中のイダイケ夫人にスポットを当てて、お話しくださいました。
ここからは、日野講師のお話しです。
↓
『イダイケ夫人は、息子アジャセ王子によって幽閉されている身の時、目の前に現れてくださったお釈迦様に対して、
「なぜこの身にこのようなことが降りかかったのでしょうか!一体これは何なのでしょうか!」
と、瓔珞(ようらく)を引きちぎり床に身を伏して訴えました。
瓔珞とは、王冠や、ネックレスなど、高貴な方が身につけるものです。
隠れ蓑的な宝飾品を取り払って、ほんとうの自分をさらけ出してお釈迦様に教えを請われました。
6年前の2013年、私は富山県のあるお寺の「坊守」をしておりました。
ある日2人の娘の終業式を終え、春休みに入り1週間分の着替えを持ち、実家に里帰りしました。
それからそのまま嫁ぎ先には戻っておりません。
それは、、、心の病気になってしまったからです。
「奥さん、坊守さん、〇〇ちゃんのお母さん」
その名で呼んでくださる方の期待に応えようとすればするほど、辛くなっていきました。
それは、私にとってたくさんの『瓔珞』を身につけていたということだと思います。
「明るいですね!」
「頑張っていますね!」
そう言葉をかけていただく度、(もっとこうしなくちゃいけない・・・)と期待に応えようとして、ほんとうの自分が分からなくなっていきました。
今の私は、嫁ぎ先との縁を失ないましたが、自分自身を取り戻した気もしております。
瓔珞を取った浅はかさを思いつつも、自ずと真の自分の姿を照らし出すようになったと・・・
大ヒットした映画🎦
「千と千尋の神隠し」は「ゆばぁば」に名前を奪われた女の子が、周りの方に支えられながら、ほんとうの自分を見つけていくお話しでしたね^_^
この「王舎城の悲劇」は、今を生きる私にも十分に当てはまる教えだなぁ・・・と、
イダイケ夫人のお姿に、私の在りようが現れていると感じました。』
今回のプライベートなお話しをブログに掲載することを、心よく応じてくださいました日野講師、ほんとうにありがとうございました。
大きな声でゆっくりと話してくださり、ご利用者様も聞き取りやすいご様子でした🙏
私達は、気づかないうちに、日々たくさんの瓔珞を身につけています。
その中で自分らしく生きる大切さを痛感しました。
『ほんとうの私とは・・・』
とても考えさせられるお話しでした。
ほんとうにありがとうございました🙏
ウェリナ井出