2021.7.31
7月の法話会
イベント行事
7月の法話会は
正信偈
について詳しくお話し頂きました。
正信偈とは、
「正信念仏偈」
というのが正式名称。
お経ではなく、
偈文(げもん)です。
偈文とは、仏徳を讃える韻文のことで、詩(うた)のようなものだそうです。
帰命無量寿如来
正信念仏偈はこの一句からはじまります。
帰命
よりどころとする、頭が下がる
無量寿
量り知れない寿命
如来
そのまま、ごとし、ありのまま 真実
仏様は
「真実に目覚めなさいよ」
と願ってくださっている
日野さんが30代の頃、
アトピーがひどく、顔が真っ赤になってしまったことがあったそうです。外にも出たくない、嫌だなぁと悲観的な日々を送っていたそんな時、
当時2歳だった娘さんが、
「ママ、かわいいねぇ」
と頬を撫でてくれたそうです。
存在を見るまっすぐさ、そのままを受け入れ認めてくれている、
そう気付かされたそうです。
このお話しを聞いて、涙ぐまれる方もいらっしゃいました。
人はそのままよりも、より多くを望んだり、何かをつけ足したり、さらに綺麗なものを選んでしまいがちです。
命そのものと向き合う、存在そのものにもっと大きな意味があるんだと気づく事の大切さ。
全ての人が救われる
という事をこの一句で教えてくださっています。
丁寧に意味を紐解いて頂き、
正信偈の言葉に触れることで、
おつとめがさらに意義深いものとなりそうですね。
日野さん、素晴らしいお話しをありがとうございました✨
ウェリナ 森下